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シリーズ 増山麗奈の「風をつかむ♪」
第23回
放置され続け、日本への海外投資が離れて行った、失われた30年
ゲスト リチャードケイ氏
発言 増山 麗奈氏
【大企業優遇をやめ、優れた技術・文化・職人を持った中小企業に国をあげて官民ともに投資すべき~海外投資家が考える日本経済復活の処方箋】
・日本の技術、人材、教育は優れている。半導体、ロボット、自動車産業において、日本企業は優れた技術を持っている。
・日本のブランド力は意外と高い。中国やユーラシア大陸ではブランド力がある。
・不可欠な技術やブランドを持っている日本企業があるのに、なぜ日本経済は30年間も低迷してきたのか。
・(海外投資家としての目から見て)上場企業数千社の中で存在意義を持っている会社が少ない。ハッキリした存在目的を見いだすことができない。
・(そうしたところから)優秀なところ(不可欠な技術とブランドを持ってるところ)に資金を回すべきである。
・今の日本経済は、戦後のマッカーサー司令官・アメリカ軍が作った経済をひきずっている。1930年代のルーズベルト大統領の経済政策。
・企業を守らなければならないという意識が強すぎる。いらない所を守る思考がありすぎる。
・そうではなく、強いところだけを伸ばすべきである。資金と労働者を移動すべきである。
・畳は国際的に評価されている。しかし、畳の原料のいぐさの8割は中国製。日本国内のいぐさ職人は資金難に苦しんでいる(増山)
・数人のエンジニアからなる中小企業がある。銀行がつきあってくれない。Private Equity(投資家)もつきあってくれない。なぜなら、モノがないから。技術に投資するPrivate Equity(投資家)がなかなかない。
・日本のPrivate Equity(投資家)はコーヒーショップチェーンに投資したがる。なぜならモノが見えるから。アメリカのPrivate Equityはその逆。
・優れた技術、文化、職人を持っている中小企業が資金難に陥っている。
・6万社ある中小企業は後継者問題が深刻である。後継者がいないから、どこか大きな企業に買収してもらうしかない。
・技術力のある中小企業が後継者不足で消えるとどうなるか。貴重な知的財産が消えてしまう。
https://m.youtube.com/watch?v=pKJ9aHAu7-8&feature=share
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